学生・研修医の皆さんへ

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先輩からのエール

西村 雄宏 (平成28年入局)

小児外科一筋で決めている人、他科と迷っている人、小児外科にほとんど触れたことがない人â€Â¦様々な方がこのページをご覧になっているのではないかと思います。実際、みなさん様々な理由で小児外科に見学に来られ、私も多くの見学の学生さん、研修医の先生と出会いました。そんなみなさんから、必ずといっていいほど聞かれる質問があります。その質問に答えることで、みなさんへのエールとさせて頂きます。

小児外科を志望した動機はなんですか

私の場合、「こどもを診たい(小児)」+「手を動かすのが面白い(外科)」=「小児外科」という動機で小児外科を選びました。そんな理由でâ€Â¦と言われることもよくあります。しかし、こどもが元気になっていく姿をみること、できる手技・手術が増えていくことが自分のモチベーション維持につながっていると日々の診療を通じて実感しています。様々な理由で小児外科へ興味を持ったくれた方、あるいは小児外科への進路を決める方がいると思います。自分には向いていないかも、こんな理由でいいのかな、と思うこともあるかもしれませんが、ぜひ少しでも小児外科に興味を持ったその気持を、大切にしてもらえればと思います。

小児外科ではどんな手術をしますか

小児外科の手術というと「こどもの手術全部ですか」「鼠径ヘルニアばかりですか」と、様々な印象を持つ人がいます。小児外科では消化器をみる機会が多いですが、新生児、泌尿器、呼吸器、小児固形腫瘍など、対象とする臓器は他科に類をみないほど多岐に渡ります。検査や処置に関しても成人と異なり、消化管内視鏡検査や中心静脈カテーテル留置なども全身麻酔下に行います。実際に小児外科に足を踏み入れてから、その守備範囲の広さに驚きました。若手は鼠径ヘルニアの手術に始まり、虫垂炎や肥厚性幽門狭窄症などの緊急手術、腸切除吻合や新生児手術など、順を追って執刀を重ねていきます。自分で執刀した患者さんが元気になり、体重が増え、外来で成長を見届けられるのは、小児外科ならではの喜びだと思います。

長々と書きましたが、小児外科の魅力、特に千葉大学小児外科の魅力は、言葉で伝えるよりも実際の雰囲気を感じ取ってもらうのが一番かと思います。ぜひ一度、千葉大学小児外科へ遊びに来てください。医局員一同、お待ちしております。


文田 貴志 (平成28年入局)

平成28年度に小児外科に入局した文田(ふみた)です。小児外科に入局し3年目となりました。

私は小児医療に携わりたかったこと、手術で患者さんを救いたいと思っていたことから小児外科医という道に進みました。

千葉大学小児外科の魅力としては、扱う臓器が多いという点がまず挙げられ、消化管の手術、肝胆膵の手術、呼吸器の手術、泌尿器の手術、生殖器の手術を行っています。消化管は虫垂炎、胃食道逆流症、Hirschsprung病、鎖肛、肥厚性幽門狭窄症、Meckel憩室、消化管閉鎖、肝胆膵は胆道閉鎖症、胆道拡張症、肝芽腫、呼吸器は先天性肺気道奇形、先天性横隔膜ヘルニア、気管切開、泌尿器はWilms腫瘍、膀胱尿管逆流、腎瘻造設、生殖器は精巣捻転、卵巣捻転、卵巣嚢腫、停留精巣などです。

当然手術を行う前には、入念にカンファレンスで患者さんの状態や画像をチェックしており、多岐に渡る知識も身に付きます。

もうひとつは、内科的管理も非常に重要な点です。同じ手術を行う人でも年齢、体格が全く違うことがあります。年齢によって腎機能は異なり、新生児では電解質が容易に狂ってしまいます。また、体格に伴って必要な栄養や水分も異なってきますが、予め調剤されている中心静脈栄養は大人用であり、小児では計算して配合して投与しています。血液検査で肝機能、電解質等を評価し、組成を変更するのは大変ですが、患者さんにとって大事なことであり、なかなか他の科では経験できないことだと感じます。

と、偉そうに語っていますが、私自身はまだまだ修行中です。ポンコツな質問しても丁寧に教えて下さる先輩方に少しでも追いつける様に、精進しながら充実した日々を過ごしています。やりがいは120%保障します!!

この文章を読んでくれた貴方と一緒に仕事ができることを楽しみにしています。興味があれば是非一度見学に来てください。


勝海 大輔(平成29年入局)

皆さんこんにちは。平成29年度入局の勝海(かつみ)です。 このページを見ている、小児外科という分野や千葉大学への入局に興味のある方にとって参考にしてもらえれば幸いです。

まず、小児外科についてですが、とても扱う範囲の広い分野です。範囲というのは臓器の数、疾患のバリエーション、年齢の幅です。多分全科の中で一番広いのではないかなと思っています。心臓と脳と骨以外の臓器を扱い、その分疾患もたくさんあります。疾患毎に複数の手術方法があります。年齢も幅広く、一般的には初診患者は新生児から中学生までですが、成人になってもフォローし続けなければならない疾患も、少なからずあります。年齢ごとに、また、臓器ごとにそれぞれ鑑別となる疾患がありますが、非常に珍しい疾患に日常の診療で出会うこともあります。ガイドラインがないため、論文を検索しカンファレンスで、時に他科も交えて治療方針を決定します。日々勉強の毎日ですが、そこが楽しい所でもあります。

続いて、千葉大学小児外科についてです。 当教室は国立大学で2番目に古い、伝統のある教室です。1976年に設立しており、諸先生方の経験が詰まっています。また、小児外科医として一人前になるための教育体制が整っています。入局1年目はカンファレンスのプレゼン担当になり、準備にあくせく格闘するわけですが、教育担当の先生はじめ、諸先生方が質問に丁寧に答えてくださり、発表の仕方から教えてくださいます。それが小児外科医としての基盤となって、学会発表だったり、論文作成の上で役立つのだろう、と思っています。という、私はまだ実績のない未熟者ですので、なんとかついていっている感じですが。

それから、医局は雰囲気もいいアットホームな場所です。先輩方は皆さん真摯に医療に向き合っており、後輩のこともよく気にかけてくださる優しくて素敵な方達です。最近は私よりも下の先生も個性豊かな面々が入ってきて、どんどん若手も増えてきています。 小児の疾患の中には重篤な疾患も少なからずありますが、その中で手術をしないと助からない命を救えるのは外科医の強みです。助かった命がその先数十年続く事、いつしかその子が結婚して、子供ができる、そして孫ができる事…未来に繋がる、とてもやりがいのある分野だと思います。

他の医局との比較はできませんが、小児外科医として生きていく上で、とても充実した環境だと、自信を持ってお勧めできます!小児外科という分野に少しでも興味のある方、一度ぜひ千葉大に見学に来てみて下さい。そして、いつか小児外科医の道を選んでくれれば嬉しいですし、同志として千葉大で共に働くことができれば、より一層嬉しく思います。


工藤 渉(平成30年入局)

平成30年入局の工藤です。先輩からのエールということで、入局からまだあまり時間が経っていない立場から、本ページを見て頂いた皆さんにメッセージを送りたいと思います。

私が小児外科医になりたいと思い始めたのは医学部に入学した時からで、漠然と小児医療や外科に興味をもっていました。病院実習は1週間でしたが、例会や関連病院カンファレンスなどにお誘い頂きました。正直、学生の時は何を発表しているんだが、患者さんの病態などを含めちんぷんかんぷんでしたが、諸先輩方に優しくご指導頂きました。少し寒い所で研修を行いたいと思い、宮城県にある石巻赤十字病院で初期研修を行いました。3年目での入局も考えていましたが、外科の後期研修医としてもう2年、同施設で過ごしました。そして卒業5年目で本教室に入局しました。このような経歴の人間も温かく迎え入れてもらっています。

小児外科に入局して感じたことは、小児外科で扱う領域の広さです。それまで多少なりとも勉強してはいましたが、その範疇を容易に超えました。ガイドラインや定まった治療法がないものも多くありました。ただ、それ以上に現場で感じていることは、子供は色々な表情を出すことです。昨日までぐったりしていた子が今日になって元気に飛び跳ねている姿、長い絶食期間から解放されとても美味しそうにご飯を食べている姿、退院を伝えた時の喜んだ姿、小児外科ではそのような場面に出くわすことが多いです。そういった姿がモチベーションになります。一方で、突然入院や手術が必要と言われ、泣いてしまう子もいます。親御さんも大変不安になります。手術室へ向かう廊下で泣いてしまう子供、親御さんもいます。小児外科ではそのような場面にも出くわすことが多いです。手術手技を磨き、疾患の勉強を怠らず、チームの一員として関わっていくことで少しでも不安を取り除き、1日でも早く日常生活へ戻せるよう努力することが、子供のため、親御さんのためになると思い、日頃のモチベーションになっています。

外科医とは治療の1つとして手術を選択でき、その適否の判断を行えることが外科医としての専門性を高めていると思います。その分、責任は重大ですが、やりがいとしては大きいものがあります。小児医療・小児外科に少しでも興味がある方、是非見学を含め一度教室を見に来てください。


佐永田 友季子(平成30年入局)

みなさん、こんにちは。私は平成30年春に千葉大学小児外科に入局しました。

入局1年目は、外科研修として君津中央病院の外科で1年間お世話になり、今年度千葉大学病院に戻って1年間小児外科医として診療に携わらせていただいております。 将来の診療科やどこの医局にしようかと悩んでいる方へ、ちょっとでも参考になればと思い、実際に働きだして感じる小児外科の魅力、千葉大の魅力を書かせていただきます。

小児外科の魅力について

小児医療全般に言えることですが、まずは日々の診察、診療がとても楽しいというのが魅力の一つだと感じます。病棟患者さんに毎朝会いに行って表情をみて話しかけながら診察をする。ちょっとした変化に気づいたり、患者さんが名前を呼んでくれるようになったり、目が合うと笑顔になってくれたり。診療しているつもりが逆に癒されている自分がいます。また病気の経過だけでなくその子の成長まで一緒に見ることができます。 手術は小児外科ならではの魅力だと感じます。小児外科の手術は非常に種類が多いですが、それだけではなく一人ひとりの体格や病態に合わせた手術を行っています。そのために手術前・術後にカンファレンスを行い、その子の病態の確認、術式の検討そして、その結果どうだったかを振り返っています。不思議な病態を理論的に紐解きながら最善策を検討していく過程はとても興味深く目からうろこが落ちるように感じることもあります。

千葉大の魅力について

まずは先輩方の多さだと思います。特に、私にとっては女性の先生が身近にいらっしゃることもとてもありがたいと感じます。小児外科疾患に関する疑問だけでなく、人生相談も含め聞くことができる環境にあり、自分の思い描くロールモデルが身近にいらっしゃるので、とても心強く、私が千葉大学に入局を決めた理由の一つでもあります。 また、千葉県内の症例が、千葉大とその関連病院に集まってくるのも魅力の一つです。一年間の診療、カンファレンスを通して、標準小児外科に載っている代表的な疾患は今年度千葉大にいる一年間で勉強する機会がありました。経験できる疾患の幅広さも魅力だと感じます。

ここに書いたのは、ほんの一部で、まだまだ小児外科の魅力、千葉大の魅力がたくさんあります。少しでも小児外科に興味がある方、気になった方は一度見学にいらしてください。お待ちしています。


古金 遼也(平成30年入局)

私は2歳のときに胆道拡張症にかかり小児外科で胆のう、胆管を切除する手術を受けました。それ以来、定期的に外来に通ううち、医師を志すようになりました。医学部入学後も自分のように小児外科疾患で苦しむ子を救いたい、親御さんとともにその子の成長を見守っていきたいという思いから、千葉大学小児外科教室の門をたたきました。

千葉大学小児外科は他大学出身の先生もたくさんいらっしゃって、居心地の悪さは全くありません。むしろ小児外科という科が決して大きな科ではありませんので、医局員同士のつながりは強く、先輩の先生方も丁寧に指導してくださいます。

小児外科は扱う臓器も幅広く、また珍しい疾患や治療法が確立していない疾患なども多くあります。その子にベストな治療は何か、科内でカンファレンスを重ねながら治療方針を決めていきます。その治療がその子の将来の人生何十年を左右するかもしれないと思うとプレッシャーを感じることもありますが、同時にやりがいも感じる瞬間です。

また千葉大学小児外科は子供を育てながら働いていらっしゃる先生も多く、私も2歳の娘がいます。子供が熱を出してしまった時なども相談にのって下さり、休みや当直シフトの変更など柔軟に対応してくださいます。仕事は確かに辛い時もありますが、子育てをしながら働くことができ、仕事も家庭も充実した日々を過ごすことができています。

このHPをみて小児外科を考えてくれた方がいれば是非見学にいらしてください!