鈴木忠樹(https://researchmap.jp/tadakisuzuki)
2002年、北大医学部を卒業後、ただちに同大学院医学研究科博士課程に進学。大学院では分子細胞病理学分野にて外科病理学の研鑽とともに神経ウイルス感染症研究について学位取得。2006年に大学院修了後、北海道大学人獣共通感染症リサーチセンター分子病態診断部門にて学振特別研究員(PD)および博士研究員としてウイルス学研究に従事。2009年、国立感染症研究所(感染研)感染病理部に着任。感染研では、病理学とウイルス学を背景として新興感染症の感染病理学研究に従事するとともにワクチン学研究の基本を学ぶ。2013年、感染病理部第四室 室長に昇任。2015年から1年間、米国CDCにて感染病理学診断の研鑽を積むとともに先天性ジカ症候群の感染症対策に従事。2020年より感染病理部長として、新型コロナパンデミック初期より感染病理学の立場から感染症研究と感染症対策に従事。2025年4月より、感染研と国立国際医療研究センターが統合し発足した国立健康危機管理研究機構とのクロスアポイントメントのもと感染病理部長として感染病理部を統括しつつ、千葉大学大学院医学研究院 感染病態学 教授に着任。現在の研究テーマは、新興感染症の病因病態解明と感染症予防ワクチンの有効性発現機構解明、新規ワクチンの開発。
【免許・資格等】
医師免許(2002年)
死体解剖医資格(2007年)
日本病理学会認定専門医(2012年)
北海道大学Zoonosis Control Expert(2013年)
病理専門医研修指導医(2018年)
実験室バイオセーフティ専門家(2024年)
【受賞歴等】
日本ウイルス学会杉浦奨励賞(2013年)
日本ワクチン学会高橋奨励賞(2016年)
The Nakano Citation Award of NCEZID,CDC, USA(2017年)
多ヶ谷勇記念ワクチン研究イスクラ奨励賞(2020年)
Clarivate Highly Cited Researcher 2023(Cross-Field)(2023年)
Clarivate Highly Cited Researcher 2024(Cross-Field)(2024年)
【所属学会】
日本ワクチン学会
日本神経感染症学会
日本病理学会
日本ウイルス学
日本臨床ウイルス学会
日本分子生物学会
【委員会活動等】
WHO Technical Advisory Group on Virus Evolution専門家
【主要な研究業績】