川崎 純菜 ( https://researchmap.jp/junna25)
私は獣医師としての視点と、バイオインフォマティクス技術を活かして、動物由来ウイルスについての研究を推進しています。
ひとたび動物由来ウイルスの感染が人間社会で広がると、その制御は困難を極めるため、 将来のパンデミックに備えるには、ヒトだけでなく動物を対象とした感染症対策、すなわちOne health理念に基づいたアプローチが必要です。しかしながら多様な動物種に潜むウイルスを網羅的に調査するには多大な労力と時間がかかってしまうという問題点があります。
そこで私たちは、誰かが取得してくれたデータの再利用によって、感染症発生リスクとなりうる動物由来ウイルスを監視するシステムを構築しようと試みています。
業績
Kawasaki J, Suzuki T, Hamada M. Hidden challenges in evaluating spillover risk of zoonotic viruses using machine learning models. Commun Med (Lond). 2025 May 20;5(1):187. doi: 10.1038/s43856-025-00903-w. PMID: 40394176; PMCID: PMC12092720.