教室案内

教室員紹介

特任教授/千葉大学卒

当教室で学ばれる皆様方に、こころの診療に必要な国際スタンダードの知識と診療技術を身につけていただき、地域や国際医療に貢献する精神科医として成長していかれることに尽力して参ります。よろしくお願い申し上げます。

研究テーマ

「医療現場での子どもの認知行動療法の提供システム研究」
「子ども、摂食障害等のための認知行動療法セラピスト養成システムの開発」
「神経生理学的、脳画像を用いた認知行動療法の脳科学的解明」
「学校と医療をつなぐ予防と支援のシステム研究」等

  


兼任教授/社会精神保健教育研究センター 法システム研究部門併任/東京大学卒


特任教授/社会精神保健教育研究センター 治療・社会復帰支援研究部門/千葉大学卒

昨年度から今年度にかけて、精神医療施策は、大きな転換期を迎えていることを感じます。平成23年度から都道府県ごとに試行的に行われることとなった『精神障害者アウトリーチ推進事業』では、その基本方針に、『医療支援のみならず生活支援を行う多職種チームをつくって、在宅精神障害者の生活を支える』ことを掲げ、今後の精神科臨床の1つのモデルを示そうとしているようです。

同じく平成23年7月の社会保障審議会医療部会で、「医療計画に記載すべき疾患」に「精神疾患」が加わり、癌・脳卒中・急性心筋梗塞・糖尿病と併せて、「5疾病」となりました。今後、他の疾患同様、医療連携体制の大枠を構築していくことが求められるでしょう。

さらに、平成24年度診療報酬改定では、精神科リエゾンチーム加算や、精神科救急搬送患者地域連携紹介加算、同受入加算という形で、院内多職種連携のみならず、医療機関・施設間地域連携の重視という方向性が示されました。

そのような潮流に、どういうわけか迷い込んでしまったようで、昨年度は、多職種チーム医療、施設間地域連携に関連して、執筆や講演の依頼を多くいただき、いろいろなご意見や実践を伺う機会を得ました。

国の施策としても、当事者家族の希望としても、多職種チームによる医療保健福祉連携の方向性は、必然の流れと思います。しかし、本邦では、いくつかの施設で実施して(たまたま)うまくいった、“good practice”を収集している段階であり、『どのような状況では、どのような連携が最も効果的なのか』という答えは、明らかでありません。

今、大学病院精神科においては、個々の診療の中ではありますが、多くの診療科・部門の協力を得て、重い障害をもつ患者さんのケースマネジメントが行われています。まだまだ協働のレベルではなく、カンファレンスを通じての情報共有、協働の治療方針・意思決定を行なっている段階です。しかし、この延長線上に、シナジー効果を生み出すチームとして成長する予感がします。また、今年度中に、精神科リエゾンチームを構築するというプロジェクトが始動しています。それらの仕事は、一見、臨床や医学研究とは別物のようにも思えますが、もしかすると、『援助チームの効果の実証とそれに基づくシステムづくりの定式化』という、実践的な有用性を持った、新しい組織行動学的テーマに連続しているかもしれません。もう少し、こだわってみようと思っています。


特任教授/山形大学卒

将来精神科医を志望している初期研修医の先生、精神科に興味をもっている学生の皆さん、白石哲也と申します。

初期研修の義務化以降、若手の先生方が今まで以上にご自身の意思でキャリアパスを作るようになってきており、その選択肢が多様化してきていると思います。

私の経歴を振り返ってみますと、入局以来臨床経験を積むその時々、常に先輩がそばにいて、指導をして下さっていたことを再認識いたします。千葉大学に入局することの大きなメリットは、当大学附属病院のみならず様々な特徴をもつ連携病院で、多くの先輩方による指導の下で、医師として成長できることであり、人と人との繋がりにある、と感じています。そしてその繋がりには連続性があるのです。例えば私が10年以上前に研修を受けた大学病院・連携病院の先輩方には、現在も指導をいただいております。

また千葉大学の精神医学分野では、精神医学教室だけでなく、認知行動生理学教室、社会精神保健教育センター、子どものこころの発達研究センターを有し、お互いの緊密な連携のもと、臨床と研究がなされております。

これらのことから、私達の医局には将来様々な分野の専門性を身につけるためのキャリアデザインを具現化する力があるといえます。

精神科を目指している先生方、学生の皆さんにはぜひ、私達の医局に見学に来ていただき、当医局の特徴についてお話しができればと思っています。見学は随時受け付けておりますので、お気軽にご連絡下さい。


特任准教授/千葉大学社会精神保健教育教育研究センター 治療・社会復帰支援研究部門併任/千葉大学卒

講師の椎名です。千葉大学医学部附属病院精神神経科・こどものこころ診療部及び社会精神保健教育研究センターを併任しております。
病院では、実務者委員として院内業務管理を担いつつ、外来・病棟の診療、医学生・研修医教育に携わっており、また自分の専門である司法精神医学をはじめいくつかの研究を推進しています。 小生が医師になって14年が経ちましたが、日本の精神医療とそれを取り巻く社会情勢は大きく変わりました。2001年の附属池田小事件の衝撃は記憶に新しく、紆余曲折を経て2005年に心神喪失者等医療観察法制度の施行を迎えました。小生は厚生労働技官としてこの法律の施行に携わり、その際に法律家や行政職員、精神障害当事者をはじめ様々な立場の人々とお話しする機会をいただきました。また裁判員裁判制度の導入に当たっては、精神鑑定結果を裁判員に対し正確かつわかりやすく説明する方法について、法曹の先生方と協議を重ねました。このように、精神医療はもはや医療の中だけで完結するものではなく、患者家族のみならず第三者とも協働し説明責任を果たしていくべき時代になっています。
このような状況の中で、小生は精神科臨床現場に密着しつつも、巨視的な観点から精神保健医療福祉の全体像を俯瞰することも忘れずに、診療・教育・研究業務に取り組んでいきたいと思っています。
精神医学は未熟な学問分野であり、診断、治療、そして社会との関わりの中で、膨大な可能性を秘めています。少しでも興味を持った方は、是非千葉大精神科の門を叩いてみてください。きっと私たちとともに多くの時間と労力を掛けて取り組むにふさわしいチャレンジが見つかることでしょう。

最近の主な研究活動

デルファイメソッドによる鑑定入院の目標定義に関する研究
Web会議による地域司法精神保健の向上に関する研究
統合失調症患者に対するスルフォラファン投与の効果に関するオープン試験
他害行為の再発予測に関する国際比較症例対照研究
パーキンソン病患者に対する脳深部刺激療法に伴う精神症状発現のリスク要因に関する研究
専門教育モデルを用いた司法精神医学教育効果の検証に関するオープン試験
成人発達障害患者に対する集団認知行動療法による就労支援効果に関する研究
自動除細動器適応患者の抑うつに関する研究
  ほか、海外文献の翻訳、学術誌のEditor、Review等


特任准教授/金沢大学卒

2008年度より現職を務めさせていただいております。気分障害や統合失調症などの治療開発研究、事象関連電位をはじめとした神経生理学研究、ヒト遺伝子解析研究など臨床研究が自分のライフワークです。臨床研究は、多くの患者さんのご協力が必要となるため、千葉県内の病院・クリニックの先生方と一緒に共同研究を行っています。

昨今、精神科医療に対する社会の関心・ニーズは高くなっておりますが、生物学的病態に基づいた精神疾患の診断・治療は確立しておりません。そのため精神疾患の病態を理解しようと、世界中で様々なアプローチによる研究が行われています。私自身も、少しでも患者さんのお役に立てるような仕事ができればと思っております。


兼任講師/社会精神保健教育研究センター 治療・社会復帰支援研究部門併任/東北大学卒

近年は、様々な疾患を持つ多くの患者さんが精神科を訪れるようになって参りました。それと同時に患者さん、ご家族の皆さんからの相談内容も極めて多様化してきていると感じております。その中でも精神医学・精神医療の中で解決できることに関し、日々悩みながら診療を行っています。


講師・医局長/千葉大学卒

平成24年度から助教として附属病院勤務となりました石川雅智と申します。

大学院時代を含めますと過去7年間にわたり千葉大学社会精神保健教育研究センターにおいてPET研究に従事させていただきました。その際には、研究をしたいという私のわがままを聞き入れてくださった橋本教授、伊豫教授のご厚意があり、そのおかげで東京都健康長寿医療センター研究所、自動車事故対策機構千葉療護センター、東京慈恵会医科大学葛飾医療センター神経内科などの皆様との人脈を築くことができ、それは私にとって貴重な財産となっております。

久しぶりに臨床の場に戻ったためにまだ戸惑っておりますが、早く皆様のお役に立てるよう頑張ってまいります。どうかこれからも皆様のご指導をよろしくお願い申し上げます。


講師・実務者/秋田大学卒

平成26年9月より精神神経科・こどものこころ診療部の実務者として勤務させていただいております。
私は「児童精神医学が特殊なものではなく、精神医療の中でも一般化することを最大の願い」とし、研修医の先生方には、「今後どんな低い年齢の子が受診してもまずは診察をするように」と伝えてきました。若手の先生方が年齢に関わらず、どのような患者さんも積極的に診療する様子を間近に見て、大きな喜びを感じています。
千葉大学医学部附属病院こどものこころ診療部は、1969年より精神神経科に専門外来が開設、2003年には中央診療部門として「こどものこころ診療部」が設立され、その歴史は長いものです。
当然ながら、児童思春期精神医学は成人精神医学と連続性を持つものですので、「目の前の患者さんに最善の医療を提供し、将来はさらに良い医療が提供できるよう努力する」を理念とする千葉大学精神神経科・こどものこころ診療部は、上記の様にひとつのチームとして一丸となり、年齢に関わらずどのような疾患に対しても最善の医療を提供するように努めています。
今後は「将来はさらに良い医療が提供できる」ため、研究を進めていくことが必須です。より適切な治療・評価法は何かを、生物学的、力動的、保健福祉などの様々な視点から模索し、世界に発信していくことが私たちの課題です。
大学院医学研究院精神医学教室の皆様、社会精神保健教育センターの皆様、認知行動生理学教室の皆様、千葉認知行動療法の皆様、子どものこころの発達研究センターの皆様の多大なご協力をいただき、一歩一歩ですが、世界への発信を行うことができ始めています。児童精神医学の研修をされたい皆様、「目の前の患者さんに最善の医療を提供し、将来はさらに良い医療が提供できるよう努力する」。私たちと共に学んでいきましょう。


特任講師/東京医科大学卒

私は初期研修の後、平成19年に千葉大学精神医学教室に入局し臨床業務、臨床・基礎研究、大学で教育に従事し、またドイツのミュンヘン大学に留学する機会をいただきました。
私にとって精神医学は医療を提供するための学問であり、その医療を提供する臨床現場ではその時代において科学的根拠のあるいくつかの方法を知識として持っているかそれら方法を見つけ出し、臨機応変に対応することが求められると思っています。
千葉大学精神医学教室では、入局された方や研修施設として当教室を選択された方を、医師を含めた多職種で支援します。そして地域に貢献することができるために十分な精神医療の知識・技量を習得することができます。また当教室は多くの精神医療に関わる施設と協力して医療、教育を提供し、共同して研究を行うことができます。全国でも最大級の関連施設の数であるため精神医療の研修を受けようとしている方、精神医療に関わりたいと考えている方が希望にあった研修プログラムや勤務地を見つけることができるかもしれません。

医療に受けに来られている方からお話を聞くことや千葉県内の精神医療に従事する方と共に地域に貢献できることと、研究を通して国内外の医師や研究者と話し合い刺激を受けることが日々の仕事への意欲へつながっています。


診療講師・病棟医長・メンター/香川大学卒

平成25年度より助教に就任致しました小松英樹と申します。香川大学を卒業後、千葉大学精神神経科に入局させて頂き、早いもので10年が経とうとしております。 これまで、大学病院を含め県内の施設で勤務しながら臨床的な研修を行い、大学院では統合失調症に対する「携帯電話とサーバコンピュータ」を用いた再発予防法の開発・研究を行いました。そして現在は、附属病院の病棟診療グループのリーダーとして、また病棟医長として実臨床に携わらせていただいております。千葉大学では認知行動療法や合理的な薬物療法、児童精神医学、司法精神医学といった分野の専門スタッフが豊富におり、身近にハイレベルなアドバイスを頂ける活気に満ちた環境に大変魅力を感じております。スタッフの皆様にご指導を頂きながら、当科の理念である「目の前の患者さんに最善の医療を提供し、将来さらによい医療が提供できるよう努力する」を今後も心掛けていきたいと思います。何卒宜しくお願い申し上げます。


助教・外来医長・副医局長・メンター/金沢大学卒

現在副医局長として勤務しております長谷川直と申します。

H15年入局後は1年間の大学病院精神神経科での研修後、松戸市立病院で神経内科・救急を経験し、亀田総合病院や精神科単科病院である千葉病院での精神科研修の後、大学にチーフレジデントとして戻り、現在助教かつ副医局長として勤務しております。入局後本当に様々な特徴をもった病院で研修を受けることが出来、その結果として大学ならではの難治例への対処や他科との密接な連携が要求されるリエゾン・コンサルテーションへの応用が可能になっていったのだと確信しております。あれこれ興味関心が出てしまう私のような移り気な人間を暖かく見守り、豊富なリソースから機会を提供されるところに我が医局の良さがあると思っています。また大学では現在不安障害全般に関して興味を持ち研究をさせて頂いておりますが基本的に我が医局の研究スタイルは「明日の臨床をより良くするために」というように臨床に直結しているところも特徴かと思います。各々の具体的なところは是非見学にいらして頂ければと思います。


講師・研究医長・副医局長・メンター/千葉大学卒

平成26年4月から、当精神医学教室の助教に着任しました。千葉大学病院では、診療グループリーダーとして臨床・教育・研究に従事しています。 私は、平成15年に当教室に入局後、大学病院における初期研修で精神科医としての基礎を学び、関連病院での後期研修を経て、精神保健指定医を取得しました。大学院へ進学し、統合失調症のバイオマーカーや新規治療薬探索などの臨床研究に従事し、博士号を取得しました。 平成23年4月には、千葉大学大学院医学研究院子どものこころの発達研究センターの特任助教に着任しました。折しも東日本大震災の直後であり、千葉大学こころのケアチームの一員として、被災者に対する心のケア活動に従事しました。平成24年5月から、イタリア共和国ボローニャ大学に海外留学する機会を得て、気分障害に関する臨床薬理遺伝学的研究などに従事しました。   千葉大学病院は、平成24年に厚生労働省から「臨床研究中核病院」に選定されています。これは、日本発の革新的な医薬品・医療機器の創出を目的に、国際水準の臨床研究、医師主導治験および市販後臨床研究等の中心的役割を担う医療機関として選定されたということです。まさに当教室の理念、「目の前の患者さんに最善の医療を提供し、将来さらに良い医療が提供できるように努力する」を実現するために、最適な環境が整いつつあります。 しかし、最適な環境だけでは不十分です。私がこれまでの臨床研修や研究活動、海外留学を通じて実感しましたのは、教育の重要性です。臨床も、研究も、人材育成の上に成り立っています。そこで、当教室の理念に少し手を加え、「目の前の学生・後進に最善の教育を提供し、将来さらに良い教育が提供できるように努力する」を、私自身のもう一つの活動理念として、さらに研鑽を積んでいきたいです。 当教室の理念を実現できる優秀な精神科医を目指して、共に成長していきましょう。


助教・診療グループリーダー/千葉大学卒

平成29年4月より助教の任を拝命致しました小田靖典と申します。私は平成17年に千葉大学を卒業し、研修を経て平成20年4月より当科に入局致しました。その後、国立千葉医療センター、精神科医療センター、千葉市立青葉病院で研鑽し、平成24年4月より5年間基礎研究をさせて頂きました。5年間のブランクがありますが、素敵な先生方やスタッフに囲まれて日々楽しく過ごしております。 臨床経験が浅く若輩者ではございますが、良き臨床医となれるよう今後も精進を重ね邁進していく所存です。何卒宜しくお願い申し上げます。


助教・診療グループリーダー/千葉大学卒

平成27年4月より助教に着任いたしました。 初期臨床研修期間中より医局にはお世話になり、そのまま入局し、いつの間にか指導される側から指導する側になろうとしております。指導する立場になるとあまり適当なことも教えられませんから、必然的に自分でも勉強するようになってより知識が定着し、結局は人のためにも自分のためにもなるのかなと考えてやっております。 数年前にベストセラーとなった本に、ヨーロッパでなぜ科学技術が発達したか、異なる集団が地理的に近接しており、生き残るためには技術を向上せざるを得なかった、という説明があります。無論それほど殺伐とはしていませんが、やはり大学病院は医師が集積する場所ですので、自らの知識・技術をブラッシュアップするには絶好の場所だと思います。 また、大学病院は臨床・研究・教育の三つの立場上、非常に重要な社会的使命を帯びた機関であることを心に留めて、日々研鑽を積み、社会に還元していこうと考えておりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。


総合医療教育研修センター特任助教/千葉大学卒

今年度より着任いたしました、鎌田雄と申します。 初期研修終了後、大学病院で半年の研修を積み、その後、関連病院である成田赤十字病院・同和会千葉病院で精神科救急医療・リエゾンコンサルテーションや慢性期患者さんの退院促進などに携わり、昨年度はチーフレジデントとして大学病院に勤めておりました。 精神科医になってからというもの、常に刺激的な環境の中で、刺激的な同僚たちと関わることができており、本当に良い経験をしていると、手前味噌ではありますが思っております。 今年度は、総合医療教育研修センター付けであることもあり、精神科医療のおもしろさ・すばらしさを、関わった皆様に伝えたい、という思いを特に強くもっております。 当教室にご興味をもたれた方、是非見学にいらして、色々な思いを共有できれば、と思います。


助教・診療グループリーダー/山口大学卒

平成28年4月より助教に着任いたしました。 入局から6年が経過しますが、これまで千葉県内および一部県外のクリニックや精神科病院、総合病院とさまざまな医療機関にて急性期から維持期、慢性期の診療に従事してきました。特色ある多くの病院で研修できることが大学病院医局の良さだと思います。 研修を重ねて感じることは、医局に所属する全ての医師が、新入局の先生方に患者さんのために最善を尽くせる精神科医に成長して欲しいと願い、体得した知識の全てを伝えようと日々気にかけていてくれることです。 精神医療を目指す医療者の方で、興味を持たれた方がいらっしゃいましたら、是非一度当科へお越しいただければ幸いです。