千葉大学 大学院医学研究院 和漢診療学講座

診察を希望される方へ

鍼灸外来のご案内

お願い
※現在お申し込みが非常に多く混雑しているため、お申込みいただいたすべての患者様をご案内することが出来ません。
また、お書き頂いた内容によっては紹介状の有無を問わず関連鍼灸師の案内など受診のご案内以外の返信をする場合もありますので予めご了承ください。
●お電話での予約やお問い合わせには応じられません。ご協力をお願い致します。
●お手紙・FAXをご送付いただいた患者様へのご返信は手紙で行っております。また、ご返信には到着してから10日前後のお時間を頂いております。
●現在受診までにおおよそ3カ月~4カ月お待ち頂くこともございます。また、お申し込み頂いてもご希望に沿えない場合がございます。

鍼灸(しんきゅう)とは

伝統医学的診断後に鍼(はり)や灸(きゅう)を用いた刺激を身体に与えることにより、様々な症状の改善を目的とする診療方法です。漢方薬と同様に、人のもつ自然治癒力を引き出しながら、病気を治す一方、体質を改善する力にも優れています。

鍼灸は、主に効果がある肩こりや腰痛などに加え、食欲不振・冷え性・ 精神的ストレスなどに関係する自律神経の調整作用もあります。

最近の研究では、免疫力の向上・認知症の予防・動脈硬化の改善なども報告されています。

また、湯液(漢方薬)と鍼灸は昔から車の両輪に例えられています。身体の内(漢方薬)と外(鍼灸)の両方から治療することにより、相乗効果が期待できます。千葉大学医学部附属病院和漢診療科では、鍼灸診療を通じて、みなさまの健康増進に貢献できると考えています。

伝統医学的診断方法

望診(ぼうしん)聞診(ぶんしん)問診(もんしん)切診(せっしん)と呼ばれる五感を駆使した診断方法を行い、心身の状態を把握します。上記4つの診断方法を合わせて四診(ししん)と呼びます。代表的なものには脈診(みゃくしん)、舌診(ぜっしん)、腹診(ふくしん)、切経(せっけい:ツボの反応をみる事)などがあります。

  • 脈診(みゃくしん)
    脈診(みゃくしん)
  • 腹診(ふくしん)
    腹診(ふくしん)

鍼(はり)

「はり」と聞くと痛いイメージをお持ちの方が多いと思いますが、鍼灸外来で使用する鍼には刺す鍼と刺さない鍼があります。これらの鍼は、鍼灸師が患者様の症状や体質に合わせて適切なものを選択しています。

刺す鍼:毫鍼(ごうしん)の直径は0.2ミリ程度と髪の毛位の細さです。刺されたときは何も感じないか、少しチクッとした感じがする程度で、使い捨てのものだけを使用しています。

刺さない鍼:鍉鍼(ていしん)は皮膚を軽くこすったり圧したりして使用します。

  • 毫鍼(ごうしん)
    毫鍼(ごうしん)
  • 鍉鍼(ていしん)
    鍉鍼(ていしん)

灸(きゅう)

「きゅう」は、半米粒大(はんべいりゅうだい)と呼ばれる米粒半分ほどの大きさのものを用います。鍼灸外来で使用する灸には、直接灸と関接灸があります。どちらも昔のような火傷跡が残るものではありませんが、 皮膚上で艾(もぐさ)を燃焼させるため、感じ方には個人差があります。

直接灸:透熱灸(とうねつきゅう)は瞬間的な熱さのみで快痛ともいえる心地よさです。

関接灸:知熱灸(ちねつきゅう)は、艾(もぐさ)が8~9割燃えたところで火を消したり、患者様が熱く感じたところで取り去ります。

  • 米粒とお灸の比較
    米粒とお灸の比較

診療の流れ

※鍼灸外来受診には事前に別日程での和漢診療科の受診が必要です。
 初診・再診ともに45分ほどの診療時間になります。

  1. 和漢診療科外来にて受付後、問診票をお書きください。
  2. 担当鍼灸師による問診や鍼灸についての説明があります。
  3. 施術着に着替えます。
  4. 施術の開始です。

外来担当鍼灸師

診療は月・水・木。担当は以下の通りです。

 
午前 森田智   橋場則昭    
午後     橋場則昭    

施術料 5,500円(税込)2019年10月~
*鍼灸外来は自由診療です。鍼灸外来を受診される日は、すべての保険診療(診察、検査、処方など他科も含めて)を受けることができません。あらかじめご了承ください。

森田 智(もりた あきら)鍼灸外来主任

森田 智
森田 智

2007年 はり師・きゅう師国家資格取得
2008年 Steiner Transocean Ltd.
2015年 千葉大学医学部附属病院和漢診療科鍼灸外来
2018年 医学博士取得
2018年 千葉大学医学部附属病院和漢診療科鍼灸外来主任
2019年 千葉大学大学院医学研究院生命情報科学特任研究員

鍼灸診療を通じて、患者さんのQOL(生活の質)を少しでも高められるような医療を、日々心がけていきたいと思います。

適応のある症状

◆WHO(世界保健機関)による鍼治療が有効とされる疾患の暫定リスト

頭痛、偏頭痛、三叉神経痛、顔面神経麻痺、メニエール氏病、白内障、急性結膜炎、近視、
中心性網膜炎、急性上顎洞炎、急性鼻炎、感冒、急性扁桃炎、歯痛、抜歯後疼痛、歯肉炎、
急性咽頭炎、急性気管支炎、気管支喘息、食道・噴門痙攣、しゃっくり、急性・慢性胃炎、
胃酸過多症、胃下垂、麻痺性イレウス、急性・慢性十二指腸潰瘍、急性・慢性腸炎、便秘、
下痢、急性細菌性下痢、打撲による麻痺、末梢神経系疾患、多発性筋炎、神経性膀胱障害、
肋間神経痛、頚腕症候群、坐骨神経痛、腰痛、関節炎、夜尿症

◆その他、鍼灸の適応症として以下のものが挙げられています。

【運動器疾患】肩こり、五十肩、頚椎症、変形性膝関節症、腱鞘炎、テニス肘 etc.
【呼吸器疾患】過呼吸症候群、神経性咳嗽、風邪による諸症状の緩和 etc.
【消化器疾患】消化性胃潰瘍、潰瘍性大腸炎、過敏性大腸症候群痔疾、食欲不振 etc.
【疼痛性疾患】坐骨神経痛、術後疼痛、ヘルペス後神経痛 etc.
【循環器疾患】低血圧症に伴う諸症状、冷え症、本態性高血圧症 etc.
【泌尿器疾患】過活動膀胱、インポテンス、失禁症 etc.
【産婦人科系疾患】月経異常、更年期障害、逆子、不妊 etc.
【感覚器系疾患】仮性近視、眼精疲労(疲れ目・ドライアイ等)、耳鳴り、難聴 etc.
【小児疾患】小児神経症、小児消化不良症 etc.
【その他】不眠症、肥満症、自律神経失調症、片麻痺、アレルギー疾患 etc.

鍼灸外来のご案内

初診・再診ともに予約制のため、受診を希望される方はまずお手紙かFAXにて必要事項をお申し込みください。折り返し、お手紙にて返信をいたします。(皆様を丁寧に診察させていただくために、一日あたりの初診患者数を調整させて頂いております。)

なお紹介状の有無にかかわらず、鍼灸外来は一度和漢診療科外来での医師の診察が必要となりますので、予めご了承ください。

  • 氏 名(年齢および性別)
  • 郵便番号
  • ご住所
  • 電話番号
  • 鍼灸でどのようなところを治してほしいか
    (その他、病名・病状・病歴などわかる範囲でお書きください)
  • 初診日で都合の悪い日
  • 他院の紹介状の有無と紹介元病院名・診療科名
  • 千葉大病院の診察カード番号(当院受診歴がある場合)
  • 当院他科通院中の場合、その診療科名
お送り先
〒260-8670 千葉市中央区亥鼻1-8-1
FAX:043-226-2985
千葉大学大学院医学研究院 和漢診療学 予約係

※個人情報保護の観点から、FAXでお申し込みいただいた方でも、こちらからの返信・連絡はすべて手紙になりますので、ご住所は必ずお書き下さい(FAXでの返信は出来ません)。

●紹介状について

  • これまでの治療経過を把握することがより良い医療につながりますので、主治医に、紹介状を頼んでください。詳細については診療のご案内をご覧ください。
  • 紹介状をお持ちの方は、診察当日にお持ち頂きますようお願いいたします。なお当日のご持参がない場合、保険外併用療養費制度に基づく初診に係る特別の料金として、11,000円(2019年10月~)を自費でお支払いいただくことになりますので、ご了承ください。