

| 8:00~8:30 | 朝の勉強会(基本漢方教科書や傷寒論など) |
|---|---|
| 9:00~12:00 | 外来見学(機会があれば患者の歴史聴取や診察もできる) |
| 昼休憩 | |
| 13:30~13:50 | 病棟看護師とのカンファレンス(入院患者について看護師と意見交換)![]() |
| 14:00~15:30 | 総回診とカンファレンス(入院患者の経過と治療方針について学ぶ)![]() ![]() |
| 16:00~17:00 | 自習と質疑応答(疑問点を残さないように) |
1日お疲れ様でした
私は2011年3月7日~31日の間、和漢診療科で実習させていただきました。漢方を学ぼうと思い立って突然メールで実習受入れをお願いしたのですが、先生方はそんな私を心から歓迎し、丁寧に指導してくださいました。全く知らない世界に1人で飛び込むのは不安でしたが、少し勇気を出して積極的に行動したことでほかではできないような経験をさせていただきました。
漢方に関しては、大学の系統講義で数日講義を受けた程度だったため予備知識はほとんどなく、初めのうちは話を聞いても理解できないことが多かったのですが、講義や輪読会を通して少しずつ知識が深まり、外来実習も一段と面白くなりました。実習を終える頃には予診を取って自分なりに診断・処方を考えられるようになったのですが、これは予想以上の成果でした。
特に独学での習得が難しいと思われる診察手技に関しては、実践する機会に恵まれ、先生方からのフィードバックもいただけました。外来見学は問診・診察所見から処方を導き出す過程が謎解きのようで楽しく、毎日多くの患者さんを拝見できて勉強になりました。また、漢方薬を煎じる実習では、生薬を調合して煮出し、小青竜湯という薬を作りました。一緒に実習した研修医の先生はまずくて飲めなかったそうなのですが、私は不思議とおいしく飲めました。よく漢方薬はまずいといわれますが、その薬が適している場合にはおいしく感じられることもあるそうで、花粉症で鼻水が出て困っていた私にはぴったりの処方だったのかもしれません。このように五感を使って実習することで教科書の内容も頭に入りやすくなり、漢方薬をより立体的に理解できたように思います。
約2000年前の古典を読むこともあれば、サーモグラフィーで体表面の温度を観察したり、分子生物学的な研究をしたり、はたまた植物について調べたりすることもある、学問としての幅が広い和漢診療学ですが、所属の先生方も西洋医学の診療科での経験を積んでいる場合が多く、そういった意味でもさまざまなものの見方を勉強させていただきました。今後の病棟実習や研修でも、和漢診療学的な視点を持つことでより深く患者さんを理解し、患者さんの訴えに寄り添えるのではないかと期待しています。
この実習のおかげで、漢方の世界の奥深さを垣間見ることができ、漢方の勉強という意味で最高のスタートが切れました。支えてくださった先生方、事務員さん、本当にありがとうございました。
矢野先生、1ヵ月間の臨床実習お疲れ様でした。先生は非常に優秀であったと共に、先生の学ぶ姿勢と患者さんに対する誠実な態度はとても素晴らしいものでした。今後も先生の様に和漢診療学に興味を抱いて頂ける方々に実習の場を提供し、和漢診療学を知って頂ける先生が1人でも多く増える事が我々の願いです。

岐部先生、1ヵ月半の研修お疲れ様でした。先生におかれましては専門領域を極められ、現在離島で高い志の元に医療をされております。今回の漢方研修が先生の医療に少しでも助力になれば嬉しく思います。また、今回の漢方研修を通して先生は学問的の面に留まらず、もっと大きな面でも新発見があったようですね。今後とも西洋医学を元に和漢診療学も取り入れ、より良い治療を目指して頂けたら幸いです。