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損傷・病変の検索のための医療機器の応用:内視鏡、超音波装置など

御遺体を解剖する際、血管の周囲に血液が固着していたり、骨の中を血管が走行していたりして血管の検索が難しい場合があります。そこで、損傷部を検索するために血管内視鏡を使って血管の内側から観察する方法を研究しています。血管内視鏡は、生体では冠状動脈の動脈硬化などを評価するために用いられている、直径1mm以下のとても細いカメラです。その他、気管支鏡による気管支や食道の検索なども研究しています。また、千葉県下における御遺体の異状を確認する検視では、胸腔液や腹腔液の貯留の有無を確認するのに、警察嘱託医が注射針を刺して観察しているのが現状です。これに代わる画像検索ツールとして、超音波装置の活用の可能性について検討しています。

担当者:本村あゆみ