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所有装置;GC-HSS/FID(Shimadu), GC/MS(Agilent5975C),
LC/MS/MS(3200QTRAP;ACSCIEX), LC/QTOF-MS(TripleTOF®5600;AB SCIEX)

法中毒学(Forensic Toxicology)

近年、様々な薬毒物をインターネット等によって簡単に手に入れることができるようになってきました。それに伴い、薬毒物関連の事件事故が激増しています。「脱法ハーブ」と言われる違法な薬物による事故も多発し、薬毒物の不適切な利用が大きな社会問題となっています。

最近では、睡眠薬を飲ませて事故に見似せかけ殺人・・・・など、巧妙な手口の事件も散見され、外見的には、事故や病気による死であるものの、実際は間接的に薬毒物が関連していた、ということは少なくありません。このような薬毒物が関連しているかどうかを見極めるためには、解剖に伴って行われる薬毒物分析が極めて重要になります。

法中毒分野では、この解剖に伴って行う薬毒物分析業務を中心として、
・新規試料前処理法・薬毒物分析法の検討
・生体試料中の薬物濃度の死後変化(死後再分布)の研究
・脱法ハーブ等の違法ドラッグに関する研究
等、薬毒物に係る様々な分析・研究を行っています。

また最近では他大学の法医学教室と連携を図り、法中毒分野における薬毒物分析の標準化をめざし、また薬毒物分析者の育成にも力をいれ、精力的に活動しています。

千葉大学法医学教室には薬毒物分析には欠かせないGC/MS、LC/MS/MSを始め、2014年2月にはLC/QTOF-MSも導入、設備も充実している教室です。薬毒物に関して興味のある方、また機器分析に興味のある方はお気軽にお問合せください。

また、薬毒物分析において千葉大学法医学教室との連携にご興味のある研究室・教室がございましたら、是非ともご連絡いただけますと幸いです。