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薬理ゲノム学的手法を用いた塩酸ドネペジル誘導性QT延長発生のマーカー解析

薬物誘導性QT延長症候群は、薬剤の投与により心電図QT延長時間から致死的不整脈であるtorsades de points を引き起こし、死に至ることがあります。

アルツハイマー病治療薬である塩酸ドネペジルは重篤な副作用としてtorsade de pointsを引き起こすことが多数報告されています。しかしながら不整脈の発生は解剖で明らかいにすることが困難です。そこで、ドネペジル服用検体と、同じく不整脈の副作用が数多く報告されている抗精神病薬服用中に突然死した検体などを用いてQT延長関連遺伝子多型がQT延長のマーカーになるか否かを検討していきたいと考えています。

担当者:永澤明佳