EDUCATION & RESEARCH

HOME > EDUCATION & RESEARCH > 医学情報の共有

医学情報の共有

我々法医学者は解剖によって御遺体の死因を究明することを使命としています。事件、事故による損傷の程度や病気の有無など全身をくまなく調べ、さらに採取した血液や尿、組織を検査して最終的な死因の判断をします。これによって、生前の検査ではわからなかった損傷や病気などが明らかになることもあります。

また、解剖にあたって生前の症状、血液や画像などの検査結果、バイタルサインの推移や治療行為などの診療情報は、死因を検索するにあたって有力な情報となります。このため、臨床医と解剖医の間で情報交換の場を設け、医学的情報を臨床現場の医師たちへ還元し、死因について共に検討して相互の診断精度を向上させるような取り組みを行っています。

担当者:本村あゆみ