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世界の検死制度、歴史と現状

法医学の実務分野の一つである死因究明・個人識別の制度は、歴史的に様々な変遷をたどってきました。もっとも早く法医学が確立したヨーロッパ大陸、コロナー制度が生まれた英国、その2つが大きな源流となって変化した結果、各国は独自の制度を持っています。一方、双方の制度を一部導入したわが国の制度は大変貧弱で矛盾だらけです。

私は、検死制度の歴史をたどりながら、各国の制度、とりわけ先進的と評価されている北欧やオーストラリア、そしてメディカル・エグザミナー制度として独自の発展を遂げた米国の現状を研究します。

こうした比較研究を踏まえ、わが国の死因究明等の制度改革の一助となるよう努力したいと考えています。

担当者:石原憲治