2016.12.03.
第1回千葉大学大規模災害時DVI訓練を開催
12月3日、千葉大学いのはな同窓会館で、本センター主催による第1回千葉大学大規模災害時DVI訓練が行われました。県医師会、県歯科医師会、千葉県警本部などの協力の下、他県、他大学の関係者を合わせ約40名が参加して、成田空港での航空機事故を想定し、多数遺体取り扱いの訓練をしました。ご遺体の搬送、警察官による検視、医師による検案、指紋や各種検体の採取、身元確認のための歯科医師による歯科所見採取といった一連の流れの中で、多職種が連携し情報を共有して、各ご遺体の状況をしっかりと把握することが目的の一つです。不幸にも亡くなられた方とご遺族の尊厳を守るため、真摯に一人ひとりのご遺体と対面し死因や身元を明らかにすることが法医学に課せられた大きな役割でもあります。今後も、災害時の死因究明及び身元確認に対し怠ることなく準備し、社会に発信してまいります。