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ご遺族の皆様へ

2023年3月17日
千葉大学大学院医学研究院法医学
千葉大学大学院医学研究院整形外科

 現在、法医学と整形外科では、「小児・若年者の有限要素解析による骨強度測定法の確立~年齢と骨材料特性の関係~」に関する共同研究を行っています。今後の骨損傷評価に役立てることを目的に、この研究では法医解剖検体を利用させて頂きます。法医解剖検体などがこの研究で何のために、どのように使われているのかについて詳しく知りたい方は、下記の窓口にご連絡ください。

1.研究課題名
「小児・若年者の有限要素解析による骨強度測定法の確立~年齢と骨材料特性の関係~」

2.研究の意義・目的
「法医解剖検体を用いて、小児・青壮年の骨におけるCT値(CT画像の濃さ)と骨の硬さ・壊れやすさの関係を明らかにします。また法医解剖検体を用いて、本研究で求めた関係式による小児・青壮年の骨における有限要素解析(コンピューターシミュレーション)を実施し、シミュレーションの正確性を検証します」

3.研究の方法
2022年12月1日から2024年3月31日の法医学教室で解剖された法医解剖検体10体程度を対象とします。骨の一部を採取し、CTを撮影し、その後、骨の硬さを計測します。それを元に、有限要素解析を行い、骨折の発生等を予測します。

4.個人情報の取り扱いについて
 本研究で得られた個人情報は、匿名化して管理し外部に洩れることのないように厳重に管理します。研究成果の発表にあたっては、氏名などの個人情報は一切公表しないこととします。データ等は、千葉大学大学院医学研究院法医学の鍵のかかる保管庫で保管します。

5.研究に診療情報などを利用して欲しくない場合について
 ご協力頂けない場合には、原則として結果の公開前であれば情報の削除などの対応をしますので、下記の窓口にご遠慮なくお申し出ください。
 
研究実施機関:千葉大学大学院医学研究院法医学
       千葉大学大学院医学研究院整形外科
本件のお問合せ先:千葉大学大学院医学研究院附属法医学教育研究センター
         医師 齋藤直樹、千葉文子
         043(226)2078 内線5223
 
文部科学省・厚生労働省・経済産業省による「人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針」に基づいて掲示を行っています。